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【怖い話】凍りついた病室。【序】



今からお話する事は私が経験した話ではありません。

知ってる人は知ってるお話。
その話を私が別の形で書き記したものでございます。

そして、ここから先読み進めていく前に、ひとつお約束をして頂きたい。

これから書き記すお話は、二部構成になっております。2人の人物の視点からお話を進めてまいります。

決して、片方の話だけで終わらぬ様にして下さい。1人の視点ではこのお話はあまりにも複雑過ぎる。

このお話を読んだ後、後日更新されるお話を必ず読んで頂きたい。

約束ですよ…

では…始めます。







【女の話】

義父が入院してから2ヶ月が経った。




夫側の兄弟は義父を見舞うのも月に一度か二度。長男の嫁の私が毎日義父の様子を見に行っている。

別に私は義父を見舞うのは苦痛ではない。

そりゃ確かに見舞いに行って、家事もこなすのは大変だけど、苦痛に感じた事は無かった。

私は義父の事が好きだった。
それは異性に対しての感情ではなく、人間とし好きだった。尊敬していた。
私達の家庭が大変だった時、義父はいつも助けてくれた。
気持ちの面でも、お金の面でも。

だから義父が困ってるなら、出来る事は全てしてあげたいと思った。

食事の介助、マッサージ、下のお世話、
義父の小さな願いは何でも聞いてきた。

日に日に痩せていく義父を見て、切ない気持ちになってくる。

もう長くないかもしれない…

夫も、夫の兄弟も、もっとお見舞いに来てあげればいいのに…

そんな事を考えながら、病室でいつものように用事を済ませていると、義父が何か言いたそうにしている。

『…お…お…お…』

『どうしたの?お義父さん。オムツは先程看護師さんが替えてくれたばかりよ。何か他に用事があるの?』

義父の雰囲気がいつもと違う。

『どうしたの?苦しいの?』

『ち…違うんじゃ…お…お…』

義父はか細い声で必死に何か伝えようとしている。私は義父の口元に耳を当てて、もう一度尋ねてみた。

『ゆっくりでいいからね。どうして欲しいの?お義父さん教えて。』




『お…お…』

お…?


『お…お…そ…そ…』

お…そ…?




『お…おそそが…見たい…』



『え?』



おそそって…あのおそそ?

義父は京都の生まれで、時々その地の言葉を使う。
おそそとは、女性の陰部の事だ。



私は気が動転した。



私の聞き間違いか?
あの真面目で清潔感の塊の様な義父が、
おそそを見たい?


『お願い…じゃ…お…おそそ…』


聞き間違いじゃない。


お義父さんは長くないんだ。
最後の願いかもしれない。
お義父さんはおそそを見たいんだ。

今までお世話になってきた。本当の娘の様に可愛がってくれた。

その父が、最後の願いに私のおそそを見たいと言ってるんだ!
父はきっと、最後まで男でありたいんだ!
私に出来る事があれば、何でもすると決めたじゃないか!
おそそを見せるくらい何だというのだ!

私は、父のベッドの足元に立ち、父に呼びかけた。

『お父さん。私に出来る事…これぐらいしかないけど、これでお父さんが喜んでくれるなら…私幸せよ。』


私はスカートをたくし上げ、履いているパンツを一気にずらした。






『はい!おそそよ!』
















父は大きく目を見開いていた。


(これでいいのよ…私、誰にも言わない。お父さんの名誉は私が守るから)


恥ずかしさで数秒が永遠にも長く感じたその瞬間、病室のドアがいきなり開いた!



そこには、息子がいた。



『か、母さん!何やってんだ!』


『ち…違うの!これは…』



病室が凍りついた。





私は脱いだパンツを慌てて履き、ベッドから降り、ドアの方に走った!

『おい!母さん!』


もう息子の声は耳に入らなかった。
病室のドアを閉める時、父が息子に何か呟いていた。






『……』







息子に耳打ちする、義父の言葉がはっきりと聞こえた。


私は慌てて廊下を走った。



~了~



…いかがでしたか?

ある女性の話を皆様に読んで頂きました。

次回は違う視点からお話しましょう。
義父は最後に一体何を呟いたのでしょうか?

その答えは次のお話で…。



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日々、一喜一憂を繰り返し、酒に溺れ、ギャンブルに溺れ、身を滅ぼして逝く。それでも私は生きています。何でも無いような事を幸せだったと思う…。いいんじゃないでしょうか。

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