【怖い話】本当に怖いのは…【結】



~前回のあらすじ~

23歳の夏、下半身丸出しで寝る。
朝起きて事件発生。

あらすじ終わり。



そこには!



おびただしい血痕。




バラバラになった肉の欠片。




原型はとどめておらず、唯一わかるのは、それが何かという事。









猫の肉球が落ちていたのである。








厭だ。






厭だ。厭だ。厭だ。










私は思わず絶叫した。










ニャーーーー!!








まるでいつもそこに置かれていたかの様に存在する猫のバラバラ死体。




日常が非日常に変化する瞬間。

私は走った!玄関を鍵もかけずに飛び出し、大家の家に駆け込んだ!

大家に一通りの説明をし、警察を呼ぶ事に。仕事場にも事情を説明し今日は遅れるという事を伝える。

私の頭の中では、なんで?なんで?疑問が頭の中を駆け回る。

警察を待つ間、頭の中にある先程の残像が離れない。

まもなく警察が到着し、話を聞いてもらったが、私に危害が無いという事で帰っていった。

『被害がないと私達は何もできないんですよ。一応この辺りパトロールはしときますがね。それより君、ズボンをはきなさい。逮捕するよ。』




私の敷地にバラバラ死体がある時点で充分な被害である。
噂通り警察は何もしてくれない。



そして警察が帰る時、彼が口を滑らしたのを私は聞き逃さなかった。

『もしかしたら、病院の患者かも知れないね~。』

『えっ?』

『いやいや、気にしないで下さい。何かまたありましたら、連絡下さい。
ズボンを履きなさい。逮捕するよ。』



病院の患者?



私の家の洗濯干し場には、住宅街に繋がる狭い路地がある。

その住宅街の中に、大きな精神病院があった事を私は思い出した。

これは噂話に過ぎないが、その病院は重度の精神病患者も多いらしく、犯罪を犯して入院させらた人がほとんどらしい。

そしてこれは、後から大家さんに聞いた話だが、最近その病院から一時退院した精神病患者がいたらしい。

その人は男なのだが、私の長屋の通りの一軒家に家族と住んでいる。

その男は昔から近所では有名なき◯がいで、夜中に奇声を上げて徘徊したり、散歩中の犬をハサミを持って追いかけたりしてたそうだ。

近所では出て行ってくれと声を挙がっていたそうだが。男の家は裕福で、男が問題を起こす度に両親がお金で解決していたそうだ。

しかし、何年か前に男が母親を傷つけたらしい。そして家族も病院に入れる事を決意したそうだ。

その男が一時退院してきた。
これは偶然なのか…

もちろん、その男が今回の事の犯人かどうかは定かではない。


只、夜に出刃包丁を持って徘徊している所を警察に止められ、また病院に入ったという話を、私に起こった事件の1週間後に聞いた。




私今でも思うんです。

もしもあの時鍵を閉めてなかったら?
もしもあの時汗をかかなかったら?
もしもあの時泥酔してなかったら?
もしもあの時…


あの時、鍵をかけてなかったらバラバラになっていたのは私かも知れない。



そう考えると、なんだか怖くてね。


漸く私はズボンを履いた。






了。



ニャンとも無くて良かった。
にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ
にほんブログ村に飛びます。



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

マジ話すか?

Re:

アムロ田中さん。
マジ話です。震え上がって、当分人間バイブみたいになりました。
怖かったですよ。
プロフィール

g1mania

Author:g1mania
日々、一喜一憂を繰り返し、酒に溺れ、ギャンブルに溺れ、身を滅ぼして逝く。それでも私は生きています。何でも無いような事を幸せだったと思う…。いいんじゃないでしょうか。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
投票箱
魔界村入り口
ブログ魔界村入口
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR