薄井所引太郎の挑戦 。


2人の前に伝説のパチンカー再び。




店長「こ…こりゃあチャンスだぞ。バイトよ。」





バイト「何がですか?店長。」





店長「バカヤロー!分かんねぇのか!」





バイト「…。(芝居かかってんなぁ。」





店長「俺達に残された選択肢は3つだ!負けたまま帰って、帰れま10見るか、引太郎に代打ちしてもらって勝利するか。」








バイト「…店長。あと一つは?」





店長「うるせぇ!細い事言うんじゃねぇ!」





バイト(面倒くせぇなぁ。こいつ。)





店長「どっちだ!」





バイト「僕は帰ります。あいつ前も全然ダメだったじゃないですか。薄い所引くのは分かりましたけど、ダメな方の薄い所引いてましたやん。」





店長「あの時も言っただろう!あれは挨拶代わりの様なもんだ!」





バイト「とにかく、僕は賛成しません。それに見ず知らずの他人にそんな事頼まれて承諾する人なんていないでしょう。」





その時だった。 



店内の騒音が無音に変わった様な気がした。



2人の空間に一つの異物が入る。それは偶然では無く必然的な事柄だとバイトは感じた。



初めてあの男と出会った時から決められていた様なそんな感覚だった。



目の前に薄井所引太郎が立っている。



引太郎は全てを理解した顔をしていた。そして2人にこう話かけた。






引太郎「お兄さん方の目的と俺の目的は一致する様だ。」





店長「き…聞いてらしたんですか⁉︎」





引太郎「悪いが聞かせてもらったよ。いや聞いたというより、君達の口の動きを読んだというべきかな。」





バイト「ど…読唇術か…。」





引太郎「どうだい?俺に任せてみないか?バイトのお兄さんは反対している様だが。」





店長「おおお、お願いします!報酬はきっちり…」





引太郎は店長の言葉の先を手で封じた。




引太郎「報酬はいらない。出玉も全て持っていっても構わない。」





バイト「しかし、あなたに何の得があるんですか?」





引太郎「若ぇの…これは俺自身の戦いでもあるんだよ。」





そう言って引太郎は天を仰ぐ。天井のライトが引太郎を照らした。



店長「引太郎さん。あんたも何かと戦ってるんですね…。」





引太郎「もう一度…栄光を…。」





バイト「…。なんだこれ。」





店長とバイトは話し合い、引太郎に渡す軍資金は10000円に決めた。ズルズルいっても仕方ないからだ。


何より伝説のパチンカーと言われた引太郎がその軍資金で当たらないなんて考えられなかった。



選んだ機種はダンバインのミドルタイプ。短時間で勝利を掴む為にはこの高速STはうってつけだった。



引太郎が台の前に座る。


離れて見守る2人。


引太郎がハンドルを握り玉が放出された。


千円…2千円…台に変化はない。


と言われてもなあ…。を繰り返す。


ピリピリとした緊張感が薄れて、店長が欠伸をした時だった!











バイト「キリン柄!」





店長「まだ2千円だろ!な…なんてヒキだ!」



バイト「店長、まだ当たった訳じゃないですよ!」





引太郎「若ぇの…まだ俺の力が…」


































信じ…










られねぇか~!








バイト「なっ…!」





店長「なっ…!」




















台「フェラリオボーナス!」

















引太郎「なっ…!」








引太郎「やっぱり…俺の時代は終わったのか…。」





バイト「店長。やっぱり無理だったんですよ。ヒキだけでは勝てない時代なんです。この人の時代はもう終わったんですよ。帰りましょう?」





店長は無言で引太郎に近づいて行った。


項垂れる引太郎に衝撃が走る。








店長「弱気になるんじゃねぇ!」








バイト「ちょっと!店長!」





店長「あんたが弱気になってどうすんだ!昔のあんたを思い出せよ!あんまり知らんけども!とにかく昔のあんたはこんなんもんじゃなかっただろ!知らんけども!」








引太郎「…ふふふ。目が覚めたぜ。店長さんよぉ!」








バイト「いや…目が覚めてもどうにもならんでしょ。」





引太郎「見てな…若造!」



















これが…








俺の…









生き様だー!















バーン!





バイト「なっ…時短で引き戻しただと…しかもたった7回転で…。なんてヒキだ…!これが伝説のパチンカーの力…!」








店長「それでいいんだよ。後は92%の継続を持ったSTの力を存分に発揮してくれ。伝説のパチンカーよ。」








引太郎「ありがとうよ、店長さん。さっきのビンタ効いたぜ。あんたのおかげで俺は自分を取り戻す事ができたぜ。」











バイトは知らずの内に引太郎の肩に手を置いていた。疑いの眼差しはすっかり消え今では引太郎に全幅の信頼をおいていた。



言葉は無かったが、3人に深い絆が生まれた。3人はお互いの顔を見つめ合い、小さく笑った。































−28000円。










~完~



内容無いのに長いよう。後半の尻すぼみ感が半端ないね?





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300分の1が引けて30分の1が引けないのは何故でしょうか。

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薄井所引太郎の憂鬱。


引太郎は悩んでいた。




あの出来事があってから、自分に自信を無くしてしまったのだ。



自分自身ヒキが衰えたとは思っていない。しかし勝てない。



ある事情があり引太郎は刑務所に入っていたのだ。ある事情



刑務所に入っている間、時代は変わってしまった。



勝てなくなっていた。ヒキだけでは勝てない時代になっていたのだ。



引太郎は時代についていけない自分が腹立たしかった。



そして決心した。次、勝つ事が出来なければ…側溝に戻ろうと。




~某パチンコ屋でノリ打ちする2人~








店長「休みの日までパチンコ屋でお前と一緒なんてな…俺は吐きそうだわ。」





バイト「いやいや!あんたが誘ったんでしょう!僕は予定あったのに…嫌々来たんですよ!…ていうか、店長いくら使ってるんですか!」





店長「き…貴様!店長の俺になんて口の利き方を…今3万使ってます。すいません。」





バイト「ノリ打ちで上下関係なんてあるか!3万だと…!GOD打つのやめろ!僕の隣のエヴァ空いてますから。僕は地道にカエル打ちます。とりあえず2人で4万。頑張って捲りましょう。」








前回、引太郎が訪れたパチンコ屋の店員だった。



パチンコ屋の店員は、自分の店でギャンブル中毒者達を目の当たりにしているにもかかわらず、休みの日には自分もパチンコ屋に出向く。



散々我が店で搾取して、休みの日にわざわざ搾取されに行く。パチンコ屋店員あるあるである。知らんけども。



バイト「おっ!」

















バイト「店長!これがBIGなら、とりあえず1000枚弱になります!」





店長「でかした!バイト!おっ…おお!」























店長「俺も当たったで!」

















バイト「店長BIGです!店長の方は?」





























店長「ふははは!ARTゲットだ!しかも100Gスタートだ!どうだバイト!このヒキ!これが店長様の実力だ!捲るなんてセコイ事を考えるな!今日は勝つぞー!勝つぞー!」








バイト「店長さすがです!頼みましたよー!」





店長「貴様さっきから誰に口を聞いてる!わしは店長様だぞ!頭が高いわ!3000枚くらい出したるわい!」









































バイト「…。」





店長「す…すまん。こ、こっから続行してもう一度チャンスを掴む!」





バイト「店長。冷静になりましょう。あなた自分の店で頭に血が上った養分をいつも人一倍馬鹿にしてるでしょ。今のあなたはそれです。一度換金して作戦を練り直しましょう。」





店長「むむ…そうだな。」





2人はとりあえず今の持ちメダルを換金する事にした。




交換枚数は1300枚。バイトがパルサーで出していたので大火傷にはならなかった。




現在の負債は700枚。2人で割ると7000円程の負けで済む。




バイトは正直帰りたかった。この程度の負債なら構わないし、何よりこの養分店長とノリ打ちするのが休み明けの初仕事並みに嫌だった。



店長「バイト!第2ラウンドだ!このままでは帰れんぞ!」


 


バイト「もうやめましょうよ。この店設定なんて入ってないですよ。というか、今のご時世どこのホールも設定なんて入れてないですよ。うちなんて全台ベタピンでしょうが。他も一緒ですよ。やめましょうよ。」





店長「このままじゃ引き下がれん!帰るなら1人で帰れ!この根性無しが!」





バイト「店長~。金の無駄ですって。」











2人がウダウダやり合ってる時だった。ホール内に風が吹いた。



初めに気づいたのはバイトだった。バイトは魅入っていた。



見覚えのあるピッチリセンター分けの髪型。時代遅れのサングラス。



あの男だった。




バイト「て…店長…あ、あれ!」





店長「なんだ!話を誤魔化すな!」





バイト「いや、店長あいつですよ!あの男です!」





店長「あん?誰かいるのか?そんなに驚きやがって。エスパー伊東とかだったら承知しねぇぞ?せめて嘉門達夫くらい有名じゃないと…」




























店長「なんやて~!」











そう。そこにいたのはあの伝説のパチンカー…













薄井所引太郎だった。




続く。




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新たなスタイルを確立。


物語系ブロガー誕生である。


知らんけどもね。


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日々、一喜一憂を繰り返し、酒に溺れ、ギャンブルに溺れ、身を滅ぼして逝く。それでも私は生きています。何でも無いような事を幸せだったと思う…。いいんじゃないでしょうか。

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